イタリア国内の列車移動レポート
最初に、7月15日現在のイタリアにおける新型コロナウィルスの感染状況について触れたいと思います。7月に入ってから、一日の新規感染者数は10万人台を記録するようになり、この2週間のうちで7日間は10万人を超えています。
同じように日本でも新規感染者数が急増していて、ついに昨日は10万人を超えたというニュースを見ました。イタリアでは昨日9万6千人と辛うじて10万人を下回っていたのですが、いずれにしても両方の国で感染状況が悪化していて悩ましい状況です。
さて、そんな中で先日、所用があってミラノからボローニャまで列車移動をしてきたので、イタリア旅行を検討されている方の参考になればと、簡単にレポートさせて頂きます。
市内のバスやトラム内では…
ミラノ中央駅から電車に乗るため、自宅から駅までは路線バスを利用しました。先週も市内の移動にトラムを利用しましたが、いずれも車内でのマスク着用率は9割前後といったところでしょうか。前回の記事でも触れたように、イタリアでは現在、公共交通機関を利用する際には、FFP2マスクを着用しなければなりません(6月15日までだったのが9月30日まで延長されたため)。
9割ということは、10人に一人はマスクをせずに乗車している人がいるということですが、車内では「マスクを着用するように」という案内のアナウンスもありますし、車内検札のコントロールが来た場合には、マスクをしていないと注意をされると聞いていますので、おそらくマスクは携帯しているのかもしれません。ただ、見た感じでは当人はまったく気に留めていない印象を受けました。
長距離移動の高速列車では…
今回、私が利用したのは、ミラノ~ボローニャの区間で、在来線ではなく特急のフレッチャロッサ(日本でいう新幹線)だったので、乗車時間にすると1時間強でした。
こちらの車内では、ほぼ100%のマスク着用率でしたが、やはり国内の感染率が悪化していることも影響しているのかもしれません。車内では、やはりマスク着用に関する案内のアナウンスが放送されていました。
では、街中の様子はどうかというと。。。屋外ではほとんどの人はマスクをしていないのが現状です。
ホテル内やレストラン・商店などでは、それぞれのポリシーがあるようで、スタッフがマスクを着用している場所もあれば、していないところもあるといったところでしょうか。利用客に関しては、本人の意思に委ねられています。
ルイジーロのインスタグラムでは、ボローニャの観光名所の写真をエピソードと共にアップしています~良かったらチェックしてみて下さいね!
FFPマスクとは?
以前の投稿でもご紹介しているFFPマスクとは、Filtering Face Pieceの略で、粉塵やエアゾルを濾過するための欧州基準の表示です。米国基準のN95、中国基準のKN95は、FFP2とほぼ同等の濾過性能を有し、日本の規格基準ではDS2が相当します。
日本ではこのタイプのマスクはあまり見かけないかも知れませんが、ネットでは以下のように販売されているので、イタリアへ渡航予定の方は事前に複数枚を購入しておかれることをお勧めします。
ちなみに、イタリアでは、薬局やスーパーでもどこでも入手が可能です。
投稿者プロフィール
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2011年よりイタリア・ミラノ在住。
渡航前は旅行代理店に勤務し、ヨーロッパ専門のツアーコンダクター
として、ヨーロッパ各地を周った経験から、2016年にルイジーロを
立ち上げて現在に至る。
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